高層ビルからガラス窓落下　通行中の女児直撃

　中国メディアの極目新聞によると、広西チワン族自治区南寧市興寧区の燕子嶺路付近で17日、高層ビルから落下したガラス窓が通行中の女児に直撃し、負傷させたとする映像がネット上に投稿された。

　現場の映像では、女性が地面にしゃがみ込み、子どもを抱えて助けを求める姿が映っており、すぐ近くには粉々に砕けたガラス片が散らばっていた。別のネットユーザーが投稿したドライブレコーダーの映像には、ガラス窓が高所から落ちてくる瞬間が記録されていた。

　現場近くの住民が18日午前、取材に対し、17日午後に女児が落下物に当たりけがしたと述べた。近くの店舗の人が救助にあたったという。この住民は、ガラス窓が強風で落下した可能性があると推測している。

　現場近くの警察署の警察官は「事件発生後に警官が現場に出向いた。女児は十歳前後で病院に搬送された」と説明した。ガラス窓がなぜ高所から落下したのかについては、現在も調査中で、警察による鑑定結果を待っていると語った。

　中国ではビルなどからの落下物による死傷事故がしばしば発生。3月には、、四川省巴中市巴中区の回風街道地区の住宅団地で宅配便の男性配達員が配達用の三輪バイクで走行中、高所から落ちてきた鉄製の角材に頭を直撃されまもなく死亡した。24年9月には、江蘇省南通市崇川区の住宅団地で、木炭などを扱う「火ばさみ」が高所から落下し、地上にいた高齢の女性が背中に直撃を受けて死亡した。