旅客機が着地後に再上昇 砂じん嵐に遭遇 寧夏

 25年5月8日旅客機中国メディアの封面新聞によると、寧夏回族自治区銀川市の銀川河東国際空港で5日正午ごろ、吉祥航空HO2301便が、悪天候のため、一度着地したの後すぐに再上昇し、最終的に陝西省西安市の西安咸陽国際空港に緊急着陸した。銀川上空は激しい「砂じん嵐」のため視界不良だった。乗客は恐怖で叫び声を上げ、嘔吐する者もいたという。

 HO2301便は当初、同日午後0時06分に銀川到着を予定していた。しかし、着陸直前に激しい砂じん嵐に突入し、窓の外は黄砂に覆われ、滑走路がまったく見えない状態となった。女性乗客によると、着陸態勢に入って機体が滑走路に触れたものの、すぐに急上昇し左右に大きく揺れたという。この乗客は「まるで墜落するかと思った」と語った。 別の女性乗客も「銀川空港上空で10数分間旋回した後、機体が一旦接地したが、数秒で再上昇した」と証言。「風と砂がひどく、滑走路は全く見えなかった」と述べた。

 同便は機内放送で「再び着陸を試みる」と案内したが失敗。最終的に西安咸陽国際空港への目的地変更を決定した。午後1時ごろに同空港へ緊急着陸した。負傷者は出なかった。

 民間航空の専門家によると、着陸時に機長は通常は滑走路から高度約60メートルに達した時点で最終的な着陸の可否を判断する義務がある。その時点で視界が基準を下回っていたり、横風が許容値を超えていたり、機体の姿勢が不安定であったりした場合、再上昇(ゴーアラウンド)を即座に選択しなければならない。

◇出典

https://www.chinatimes.com/realtimenews/20250507003508-260409?chdtv

https://std.stheadline.com/realtime/article/2067738/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%B2%99%E5%A1%B5%E6%9A%B4%EF%B8%B1%E5%90%89%E7%A5%A5%E8%88%AA%E7%A9%BA%E9%8A%80%E5%B7%9D%E8%A7%B8%E5%9C%B0%E5%BE%A9%E9%A3%9B%E8%BD%89%E9%99%8D%E8%A5%BF%E5%AE%89-%E4%B9%98%E5%AE%A2-%E8%A8%B1%E5%A4%9A%E4%BA%BA%E5%B0%96%E5%8F%AB%E5%98%94%E5%90%90

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