中国メディアの網易によると、山東省青島市即墨区の高層住宅の高層階の1室で3月30日、爆発が起きた。現場の映像によれば、窓ガラスや壁の一部が破壊され、空調の室外機も損傷を受けた。消防隊が迅速に駆けつけ、まもなく火を消し止めた。けが人の情報はない。(写真は事件を伝えるインスタグラムの投稿)
関係者によると、室内から電動バイク数台の残骸が見つかり、爆発の原因との見方が出ている。当局は爆発の原因をまだ特定していない。
中国では電動バイクを火元とする火災が頻発し、社会問題となっている。2024年2月には、江蘇省南京市雨花台区の住宅団地「明尚西苑」の34階建ての6号棟で電動バイクを火元とする火災が発生し、15人が死亡、44人が重軽傷を負う大惨事が起きた。
その後も類似の火災がしばしば発生。24年9月には、遼寧省瀋陽市大東区の住宅で、充電中の電動バイクが炎上して燃え広がり住民4人が死亡、3人がけがした。
中国で電動バイクに関連する火災が23年だけで2万1000件以上発生。発生件数は年々増加している。専門家からは、品質の低い電池や不適切な充電が火災の主な原因との指摘が出ている。
◇出典
https://www.163.com/dy/article/JS0M6J0O055682OL.html
https://www.163.com/dy/article/JS09ODA705567FSQ.html
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250331/bkn-20250331180020570-0331_00822_001.html
◇参考情報

