首相と王毅外相が会談 中国側発表に外務省抗議

25年3月24日日中 石破茂首相が21日、東京で中国の王毅外相と会談した。中国が「石破首相は、中国側が詳述した立場を尊重すると述べた」と発表したことに対し、外務省は22日「事実と異なる」として中国外務省に抗議と申し入れを行った。台湾紙の聯合報が23日伝えた。(写真は会談を伝える聯合報のサイト)

 中国外務省によれば、王外相が「日本は日中共同声明など4つの政治文書で確認された原則を堅持し、両国関係の政治的および法的基盤を維持し、歴史問題や台湾問題における重要な政治的約束を実行すべきだ」と述べたのに対し、石破首相は「中国側の立場を尊重する」などと述べた。 

 日本の在中国大使館は22日、「事実と異なるこの表現を直ちに削除するよう求めた」との声明を発表した。

 声明は「石破総理大臣は、東シナ海情勢や中国にいる日本人の安心・安全の確保、拘束されている邦人の早期釈放、水産物の輸入規制の撤廃、牛肉をはじめとする農産物に関する問題などといった懸案や課題を減らしていく必要性を強調しており、当該発言を行った事実は全くない」とした。

◇出典

https://udn.com/news/story/7331/8626269?from=udn-catelistnews_ch2

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