中国の2月の自然災害、損失10億円 6.8万人が被災

25年3月14日自然災害 中国・応急管理省は12日、2月の災害による損失は4800万元(約10億円)で、延べ6万8000人が被災したと発表した。四川省宜賓市で発生した山崩れは最も深刻で、31人が死亡・行方不明となり、経済損失は1300万元に上った。

 2月の自然災害は主に地質災害。低温や凍結や雪害も各地で発生した。地質災害は主に四川、青海、雲南に集中し計1200人以上が被災。緊急避難者は900人を超えた。倒壊・損壊した建物は69戸だった。

 2月には寒波が3回中国を覆い、低温や降雪、強風、ひょうの災害が発生した。チベット、雲南、吉林、江蘇など10省で2万1000人が被災、建物600戸以上が損壊した。農地の被災は600ヘクタール以上。経済損失は2500万元以上に達した。

 2月の全国平均降水量は10.6ミリで、例年同期と比べ少なめだった。特に西南、華南中南部、江淮中部では中程度以上の土壌乾燥が発生した。全国主要河川の流量は例年比約2割減少したものの、9520カ所の主要ダムの貯水量は例年同期と比べ若干多めとなった。1月の降水で江西省や浙江省では干ばつがほぼ解消されたが、広西チワン族自治区ではなお2万6000人が飲料水の支援を必要としている。

◇出典

https://www.mem.gov.cn/xw/yjglbgzdt/202503/t20250312_522172.shtml

https://www.cna.com.tw/news/acn/202503130119.aspx
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