
テオドロ氏によれば、フィリピンの国防当局は、中国が南シナ海の空域にADIZや飛行禁止区域を設定する可能性があるとみて対応の検討を始めた。国防相は「こうした行為は国際法の重大な違反である」と批判した。
テオドロ国防相はまた「中国がこの係争水域で攻撃的な行動を強めていることは、フィリピンの安全保障にとり最大の脅威であるだけでなく、国際的な脅威としても認識されるべき。世界の供給網にとって極めて重要な航路が妨害される可能性がある」と述べた。
2月18日には、中国海軍のヘリコプターが南シナ海の係争地域であるスカボロー礁(黄岩島)付近で、フィリピンの偵察機に異常接近し、飛行の安全を脅かした。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/xinwenkuaixun/2025/03/05/south-china-sea-philippine-confrontations/