
家族によると、男性は18日午後8時半ごろエレベーターで上階に向かったが突然制御不能になり「まるでジェットコースターのように」、17階から地下2階まで急降下した後、再び33階まで急上昇した。男性は広東省茂名市出身で、2016年から家族とこの住宅に住んでいた。
事故が起きたビルは33階建て。エレベーターは3基あり、事故を起こしたエレベーターは貨物用。住宅の管理会社は19日「4棟3号エレベーターの部品が損傷したため修理を行う。安全のため運行を停止し、復旧には7日ほどかかる」と通知した。
問題のエレベーターは14年1月11日に稼働開始し、オーチスエレベーター中国が製造、昆明申菱エレベーターサービスが保守を担当。記録によれば隣の2号機の最新の検査日は23年10月15日だが、最新の保守作業の記録は残っていなかった。1号機の最新保守日は24年9月20日だった。
エレベーターの急上昇による事故は、中国で複数回起きている。24年には貴州省黔西南州興義市でエレベーターが11階から28階まで急上昇し、7歳の男児が全身骨折。21年5月には広東省湛江市の住宅団地でが1階から30階へ急上昇し1人が死亡。20年7月には広東省深セン市のマンションで乗客が負傷。20年12月には安徽省合肥市のマンションでエレベーターが1階から31階に急上昇して天井が崩落。女性が生き埋めになり、その後救出された。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1824805215379256943&wfr=spider&for=pc
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_30228853
https://std.stheadline.com/realtime/article/2054341/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E9%9B%BB%E6%A2%AF-%E9%81%8E%E5%B1%B1%E8%BB%8A-%E5%BE%9E17%E6%A8%93%E5%A2%9C%E8%90%BD%E5%8F%88%E8%A1%9D%E8%87%B333%E6%A8%93-%E6%98%86%E6%98%8E%E6%BC%A2%E9%87%8D%E5%82%B7%E8%BA%AB%E4%BA%A1