中国ディープシークに西側が懸念 国際市場進出阻止か

25年1月29日ディープシー区 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国の無名新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が安価なハードウエアを使って開発した生成人工知能(AI)が、米国の最先端のAIに匹敵する性能を持つことが分かり西側のハイテク界を震撼させている。専門家の一人は、西側諸国はディープシークの安全性に懸念を深めており、国際市場進出を阻む可能性が高いと指摘した。(写真はVOAのサイト)

 ディープシークは中国のヘッジファンド、寧波幻方量化投資管理(浙江省寧波市)傘下で2023年7月に発足したAI技術開発会社、深度求索(杭州深度求索人口智能基礎技術研究、浙江省杭州市)が開発した。

 ディープシークが2024年12月に発表した「ディープシーク-V3」は、米オープンAIの基盤モデル「GPT-4o(フォーオー)」に匹敵する性能を持つとの評価が相次いだ。ディープシークは、数学やプログラミング専用のディープシーク-R1」を発表した。

 ディープシークが開発に用いた画像処理半導体(GPU)は、米政府の規制回避のため中国向けに性能を落とした米エヌビディア製「H800」。公開資料によれば、開発費用は558万米ドル(約8億7000万円)以下で、米国のライバルを大きく下回った。

 米安全保障センター(CNAS)のスキャンロン補佐研究員によると、ディープシークは比較的低レベルのハードウエアと低いコストで、一流品の開発が可能なことを示した。既存の大規模言語モデル(LLM)を使い新しいモデルを開発する「モデル・ディスティレーション(蒸留)」を使ったことが秘訣だという。

◇出典

https://www.voachinese.com/a/deepseek-china-us-20250127/7952341.html

https://baike.baidu.com/item/DeepSeek/65258669

https://www.deepseek.com/

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