上海中心部の地下鉄駅で大量の煙 乗客が避難

 中国メディアの上観などによると、上海市中心部の地下鉄1号線の人民広場駅で19日午後16時48分ごろ、ホームからコンコースに通じるエスカレーター1基から大量の煙が発生した。夕方の帰宅ラッシュ時に起きたため構内は乗客で混雑していたが、地上に避難した。地下鉄会社は一部列車の停車を取りやめて通過運転に切り替えた。けが人は報告されていない。


 当時、駅構内は焦げたような臭いに包まれ、乗客の一部は鼻を押さえながら避難した。警察は一部エリアを封鎖して乗客を誘導した。駅の放送では「消防演習を実施中。慌てず、立ち止まらないで協力を」とのアナウンスが流れた。乗客の証言によれば、1号線近くのエリアから突然煙が広がり、一部区画は立ち入りが制限された。


 上海地下鉄は短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の公式アカウントで「1号線で設備故障が発生し、人民広場駅の上下線の一部列車を通過運転にした」と発表。夕方の混雑が激しいため、8号線の同駅についても上下線の一部列車を通過させる措置を取った。その後、消防隊員がホースを持って現場に入り対応し、午後5時過ぎには煙が排出された。


 地下鉄運営会社は午後5時12分、「1号線、8号線ともに通過措置を解除し、通常運行を再開した」と発表した。現場はすでに安全が確認され、構内に煙は残っていない。 黄浦区消防救援支隊の発表によると、発煙は1号線ホーム内のエスカレーターで発生した。市の119指令センターが通報を受け、直ちに消防部隊を派遣した。事故による負傷者はなく、原因は現在調査中。問題のエスカレーターの調査はメーカーに委ねられている。

◇出典

上海地铁1号线人民广场站自动扶梯故障,现已恢复运营,具体原因待进一步调查_手机网易网
今天(19日)傍晚,有不少乘客反映:上海轨道交通1号线人民广场站出现烟雾。因设备故障,人民广场站上下行部分列车跳停。考虑到晚高峰临近,现场客流较大,运营方调整8号线人民广场站上下行部分列车跳停。
上海地铁回应“人民广场站出现烟雾”:一部自动扶梯冒烟,责成厂商调查
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