
同総領事館では5月にも、職員1人が「ぼんやりとした異常な音と圧迫を感じた」と証言。米国で検査を受けた結果、軽度外傷性脳損傷と診断された。国務省が訪中する米市民に注意を呼びかけた。
類似の事件は2016年にキューバの米大使館でも発生。職員と家族24人が、奇妙な音を聞いた後、頭痛や吐き気、聴力の障害を訴えた。「音響攻撃」は、キューバと米国の関係を悪化させた。
同紙によると、広州総領事館の職員が異常を訴えたことで、米政府は中国やロシアでも類似の事件が起きる可能性があるとして警戒している。ただ、具体的な原因は分かっていない。