中国空軍が福建の基地拡張=台北、尖閣諸島から300キロ 安全保障 2018.05.17 独立志向の台湾へ中国が威嚇を続ける中、中国空軍が福建省霞浦県にある水門飛行場の拡張工事を進め、近く完成する見込みであることが分かった。同飛行場は台北から300キロ足らず、沖縄県尖閣諸島までわずか362キロで、専門家からは拡張により前線基地にレベルアップするとの指摘が出ている。香港メディアの東網が伝えた。 衛星写真によると、拡張工事で格納庫24棟、滑走路数本が新たに造られた。格納庫はそれぞれ長さ30メートル、幅18メートルで、Su30、Su35、J11、J15などの戦闘機を納められる。 各格納庫は分散して配置され、空襲への抵抗力を高めている。前線基地として東シナ海での戦闘に備える意図があるとみられる。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーーーーーーーー ●中国軍は東シナ海より南シナ海を重大視していると解放軍報が示唆=日中関係改善で東シナ海は緊張緩和 ●台湾周辺の演習は台湾独立派への警告=中国国防部が明言 ●中国軍機がまた台湾周回、現状の一方的変更と米国抗議