埋め立て処分の密輸冷凍肉、住民が大挙して掘り出し販売、専門業者が暗躍して流通ルートも確立

 2018年5月11日肉雲南省金平県政府は11日、当局が埋め立て処分した密輸冷凍肉を地元住民多数が掘り出した疑いで捜査を始めたことを明らかにした。肉は販売されたとみられる。同県では数年前から同様の行為が行われてきた。中国新聞網が11日伝えた。

 発表によると、同県政府は今年4月末、同月中旬に押収した密輸の冷凍牛肉などを249トンを同県の廃棄物処理場に埋め、盗まれないようコンクリートで覆った。しかし、5月1日に監視の係官が撤収すると、住民約100人が肉を掘り出し持ち去った。

 ニュースサイトの澎湃新聞によると、同県の廃棄物処分場では今年3月にも埋め立て処分された密輸冷凍肉を住民が掘り出し、販売していた事実が発覚した。住民は数年前から繰り返し行われてきたと話している。掘り出しを行う住民は毎回100人~500人に上るという。

 関係者によると、現地の当局はほぼ毎週、押収した密輸冷凍肉を埋め立て処分している。2年前から、住民が掘り出した肉を専門業者が買い取り、輸送して販売する流通ルートも確立されている。

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