米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは消息筋の話として、司法省傘下の米連邦捜査局（ＦＢＩ）が米国の対イラン制裁に違反した疑いで、中国の通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）への捜査を進めていると報じた。香港紙・星島日報が26日報じた。（写真は星島日報のキャプチャー）
米商務省は16日、通信機器大手の中興通訊（ＺＴＥ）に、イランと北朝鮮に通信設備を輸出し米国の制裁に違反した事件で虚偽の説明をしたとして、米国企業との取引を7年間禁じる制裁を課した。ファーウェイは、ＺＴＥよりもさらに厳しく、刑事犯罪で処罰される可能性が出てきた。
ロイター通信によると、ニューヨーク連邦検事が少なくとも昨年からファーウェイへの捜査を始めた。ブルームバーグによると、ＦＢＩの捜査官が今年初めから、対イラン制裁に違反する製品販売の有無がなかったか、ファーウェイの取引記録の精査に着手した。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、ＦＢＩがファーウエイへの捜査を行っているとの報道について、中国外交部の華春瑩報道官は26日、記者会見で、「中国は、一国による一方的な制裁に反対する。米国が、国際的な投資と貿易の正常で公平、互恵的な発展を妨げないよう望む」と述べ、反発した。
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