深センの研究学園都市で39人が腹痛、ノロウイルスと特定

 広東省深セン市南山区の大学と研究機関が集まる研究学園都市「深セン大学城」で、学生ら39人が腹痛を訴えた事件で、深セン市衛生計画生育委員会はこのほど、ノロウイルスの感染が原因だったと特定した。央広網が8日伝えた。

 同区疾病対策予防センターは3月30日から、深セン大学城で腹痛を訴える患者多数を診察したとの報告を出先機関から受けた。同センターは、発症した学生らを隔離するとともに、原因の調査を行った。
 39人はノロウイルスの感染が確認されたが、新たな感染者は出ていない。同センターは、学生宿舎、食堂、商店を中心に大規模な消毒作業を実施した。

 深セン市の当局によると、同市は毎年11月~3月はノロウイルスの流行期で、4~5月に終息している。ただ、小規模な感染が発生する恐れがあるとして、市民、学校、高齢者施設などに注意を呼び掛けている。
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