空母遼寧など40隻が演習開始、米空母も南シナ海入り

2018 年4月5日海 中国海軍の航空母艦遼寧など約40隻が5日、南シナ海で演習を始める。米海軍の空母セオドア・ルーズベルトも3日、シンガポールを離れて南シナ海に入った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 台湾・中央社によると、中国艦隊は遼寧のほか、052型ミサイル駆逐艦、潜水艦などが含まれる。航空機の編隊も随伴しており、規模の大きさが内外の注目を集めている。中国紙・環球時報によると、中国の軍事専門家の李杰氏は「中国に悪意を持つ外国に軍事力を誇示するとともに、中国国民に海軍発展の成果を見せる狙いがある」と話している。

 中国の海南海事局は先に、軍事訓練を理由に南シナ海の一部について航行禁止を通告。5日午前8時から11日午前零時まで、海南島沖の指定範囲内の海域を対象として示した。米国の衛星もこのほど、遼寧率いる軍艦多数が海南島沖を航行するもようを撮影した。

 RFAによると、セオドア・ルーズベルトは第9空母打撃群(CSG9)の旗艦で、このほどシンガポールを訪れた。ミサイル巡洋艦バンカーヒルやミサイル駆逐艦サンプソンも同時に寄港した。CSG9はこのほど、第7艦隊に編入された。
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