米、対中制裁関税6月発動を表明、中国は対話呼び掛け 米国 2018.03.30 米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が、知的財産権侵害への制裁関税を6月初めに発動する考えを示した。中国商務部の高峰報道官は、米国は単独主義や貿易保護主義を捨て、見解の相違は対話で解消するべきだと述べた。台湾中央社が伝えた。(写真はボイス・オブ・アメリカのキャプチャー) ライトハイザー代表は、制裁関税の対象品目の公示期間を30日から60日に延長するとした上、中国製品に対する制裁関税の発動は6月初めになると語った。 高峰報道官は、米国側が公示期間を30日延長したことに注目を示したが、中国側の立場に変化がないことを強調。経済のグローバル化と投資の自由化という歴史的な大勢を従い、保護主義的なやり方をやめるよう米国に求めた。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●米政権が中国製品に制裁関税、米中貿易戦争の恐れ ●中国商品への関税が年600億米ドルへ、米中貿易戦争の懸念も ●ティラーソン国務長官解任、中国は対中政策の強硬化警戒