中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報の英語電子版は28日、中国とバチカンが、長年対立が続く司教任命を巡り、早ければ今月末も合意書に署名すると伝えた。ローマ法王庁の高官は29日、早期の合意はなく、話し合いはさらに続くと述べた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。
(写真はボイス・オブ・アメリカのキャプチャー)
(写真はボイス・オブ・アメリカのキャプチャー)
環球時報は、中国天主教主教団の郭金才副主席の発言として、司教任命を巡る話し合いが最終段階に入り、近く合意に達するとの見通しを伝えた。郭氏は最終合意の時期について「末節の内容と技術的な問題で決まる」と話している。
ローマ法王庁の高官は29日「中国の代表団が、いつごろローマに来るのかまだ分からない」と述べ、月末に合意との報道内容を否定した。中国外交部の陸慷報道局長は28日、定例記者会見で中国とバチカンが月末に会談する可能性を聞かれ「提供できる内容はない」と答えた。
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