北京・天津・河北で28日まで大気汚染、34都市でオレンジ警報

 

2018 年3月26日大気汚染

生態環境保護部は25日、同日から28日まで北京・天津・河北(京津冀)地区周辺で大気汚染が深刻化するとの予測を発表した。生態環境保護部は、同地区の北京、天津、河北省・石家荘、山西省・太原、河南省・鄭州、山東省・済寧など34都市が大気汚染で上から2番目のオレンジ警報を発令、大気汚染物質の排出削減の措置を始めるとともに、住民に注意を呼び掛けている。(写真は東網のキャプチャー)

 同部によると、25日から風向きと気温の原因で京津冀地区中部などで大気汚染物質の滞留が始まる。26日から気象条件が悪化して汚染が深刻な地区が拡大。29日には北風のため大気質が改善するが、京津冀地区南部で短時間、深刻~重度の汚染になる可能性もある。

 同部によると、3月下旬に入り大気汚染が深刻化しやすい気象条件となった。また、鉱工業各社が暖房シーズンに合わせて行っていた操業縮小を終わらせ生産を回復したため、トラック輸送の増加と合わせて大気汚染物質の排出が増えた。京津冀地区は重工業が多く、トラック輸送主体の輸送体系であることも、大気汚染深刻化の構造的な原因になっている。

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