習近平、王岐山の両氏が正副国家主席に就任

 北京で開催中の第13期全国人民代表大会(全人代=国会)で17日、国家指導者の選挙が行われ、習近平氏が全員賛成で国家主席に、王岐山氏が反対1票で副国家主席にそれぞれ当選した。習王の両氏による統治体制がスタートすることになる。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が17日伝えた。

 習氏は憲法典を前に、国家主席への就任宣誓を行った。中国の最高指導者で、憲法典に向かい宣誓したのは習氏が初めて。

 王岐山氏は、昨年の中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)で最高指導層の政治局常務委員を退任した。ヒラの党員が国家の指導者に当選するのは極めて異例だ。

 今回の全人代で行われた憲法改正で、正副国家主席の任期が撤廃された。習、王両氏は無期限に地位にとどまることが可能だ。

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