
研究チームは、中国各地に約200個の大気汚染物質収集装置を設置し、2013~17年に調査を行った。その結果、わずか4年間に有害な大気汚染物質の濃度が平均37%低下した。
研究チームは、中国が大気汚染対策を進め、PM2.5(微小粒子状物質)などが減少すれば、中国人の平均寿命は2~4年伸びると指摘した。PM2.5などの微小粒子状物質は、心血管と呼吸器の病気、がんなどの原因となる。
研究チームの責任者、マイケル・グリーンストーン氏は「これだけ短期間に大気汚染を低下させた国はなく感服に値する。他国も、政府の支援があれば迅速に大気汚染抑制の目標を達成することが可能だ」と話している。
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