中国宇宙船「天宮一号」、米ミシガン州南部に墜落の恐れ

2018 年3月13日tiangong 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の12日の報道によると、非営利の宇宙研究団体、エアロスペース・コーポレーションの広報担当者はこのほど、中国の宇宙実験室「天宮一号」の破片が米ミシガン州南部に落下する可能性が最も高いと述べた。ニュージーランド、オーストラリアのタスマニア、中国北部などの可能性もある。(写真は東網のキャプチャー)

 「天宮一号」は2016年3月に故障で制御不能となり、破片落下の恐れがある。香港の科学技術分野のウェブサイト「Unwire」によると、早ければ24日に最初の破片が落下する恐れがある。専門家は、破片には発がん性物質などの有害物を含んでいるとして、触らないよう呼び掛けている。

 中国の宇宙科学の専門家は、破片の大部分は海に落ちるため、過度に心配する必要はないと指摘している。しかし、海外の専門家は破片が海や無人地帯に落ちても、環境汚染の恐れがあると懸念している。

 香港メディアの東網は、破片の大部分は大気圏で燃え尽きるが、10~40%は落下するとの専門家の見方を伝えた。天宮一号には約100キロの有害化合物が含まれているという。

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