国家主席撤廃の改憲に反対、海外中国人留学生が運動始める

2018 年3月9日nomy 北京で開幕中の第13期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議で、国家主席の任期を撤廃する憲法改正が予定される中、米国の中国人留学生の中で反対運動が起きていることが8日までに分かった。台湾・中央社が伝えた。(写真はフォーリン・ポリシーのキャプチャー)

 米誌フォーリン・ポリシーによると、習近平氏の顔写真の目の部分に「私の主席ではない」(#NOTMYPRESIDENT)と書かれたポスターが、カリフォルニア大サンディエゴ校で1日、貼られているのが見つかった。2日後にはコロンビア大、ニューヨーク大にも貼り出された。これまでに米国、カナダ、オーストラリア、英国の大学少なくとも9校でも、同じポスターが見つかっている。

 反対運動を組織した米国在住の中国人は「過去30年間、中国の経済発展の背景には、政治指導者への権力の規制があった。選挙を経ていない強権者が終身の独裁者になるなんて、絶対にみたくない」と話している。

 国家主席の任期をなくす憲法改正案は、全人代で11日に可決する見通し。実現すれば習近平氏が2023年以降も国家主席を続けられる。

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