iCloudデータセンター中国に移転、人権保護で懸念の声も

2018 年2月26日cloud 米アップルは2月末、クラウドサービスiCloudの中国ユーザーのアカウントを中国に新たに設立したデータセンターに移管する。アカウントのアカウントキーの解除方法も変更するため、中国当局は、ショートメッセージ、メールなどの情報収集がしやすくなる。人権保護の面で懸念の声が出ている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真は科技新報のキャプチャー)

 iCloudのアカウントキーが、米国外へ移動するのは初めて。中国ユーザーのアカウントの情報を当局が取得するには、これまで米国の裁判所の命令が必要だった。

 中国の人権活動家は、約10年前に起きた、ヤフーの事例を引き合いに出し、懸念を強めている。当時、ヤフーが中国当局にアカウントの資料を提出。民主化活動家2人が逮捕され有罪判決を受けた。

 アップルは先ごろ、中国が最近施行した法律を順守するとするコメントを発表した。中国の最新の法律では、中国公民を対象にクラウドサービスを行う場合、資料を中国で保管するよう求めている。

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