モルディブ付近に中国艦艇11隻が集結、インド洋で影響力拡大狙う

2018 年2月19日モルジブ 政情不安に陥っているインド洋の島国、モルディブ付近の海域で、中国海軍の艦艇11隻が集まっていることが17日までに分かった。米国の専門家は、中国がインド洋での影響力拡大を狙った動きで、インドを苦しめていると指摘している。香港のニュースサイト、東網が伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 モルディブ付近海域で14日、中国海軍のイージス駆逐艦「長沙」、揚陸艦「井崗山」、補給艦「駱馬湖」からなる「南部戦区海軍遠洋訓練艦隊」が入り、補給訓練などを実施した。16日は、インド洋北西部のアデン湾で海賊対処の護衛任務に就いている中国の2艦隊もモルディブ付近に入った。3艦隊11隻の規模は、隻数でインド海軍の3分の1、トン数で半分に達する。モルディブの国内情勢が不安定化する中の航行のため各国の注目を集めた。

 米フォーブス誌の寄稿者として知られ、アジア情勢に詳しい米国のPanos・Mourdoukoutas氏は「中国はインド洋を中国洋にしようとしている。インドは、スリランカとモルディブが中国の海外基地になることを懸念している」と指摘している。

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