中国のアフリカ連合本部盗聴疑惑、AU委員長が否定

 2018 年2月9日africa仏ル・モンド紙がこのほど、中国の資金でエチオピアのアジスアベバに建設されたアフリカ連合(AU)の本部ビルから盗聴器見つかったと報じたことに対し、AU委員会のムーサ・ファキ・マハマト委員長(チャド外務・アフリカ統合相)は8日、訪問先の北京で、虚偽報道だと述べて否定した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が8日伝えた。(写真はラジオ・フランス・アンテルナショナルのキャプチャー)

 同紙の1月末の報道によると、AUの技術者が1年前、本部ビルのサーバー上の情報が中国・上海に転送されているのを見つけた。本部ビルが完成した2012年にも、室内の壁と事務室から盗聴器が見つかったという。

 マハマト委員長は「AUでスパイ活動を行って、中国に利点があると思えない。完全なうそだ。中国とアフリカの関係は揺るぎない」と語った。中国の王毅外相は「一部の人が中国とアフリカンの協力に嫉妬している」と述べた。
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