米が核戦略指針で中国に警戒感、中国国防部が反発

 米国防総省が2日発表した米国の核戦略の指針となる「核体制の見直し(NPR)」で、中国の核開発の意図が不明朗だとして警戒感を示したことについて、中国国防部が4日、「中国の核の脅威を騒ぎ立てている」などとするコメントを発表し強く反発した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 NPRは、潜在的な敵国が核兵器と運搬手段の開発と配備を非常に積極的に進めていると指摘。米穀が核兵器の数を減らす中、ロシアと中国は新たな核戦力の増強を行っているして、強い警戒感を示した。

 中国国防部のコメントは「中国は防御的な国防政策を堅持し、いかなる状況下でも核を先制使用しない政策を厳守している」と主張した。

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