安徽・定遠で高速鉄道車両が炎上、乗客1千人にけがなし

 2018年1月26日安徽省定遠公安局によると、同省定遠県の定遠駅で25日午前11時53分ごろ、山東省・青島発浙江省・杭州行き高速鉄道G281列車の2号車が炎上した。乗客約1000人は避難して無事だった。電気設備の故障が原因とみられ、公安局などが調査を始めた。中安在線が伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 香港のニュースサイト東網によると、鉄道関係者は、列車は走行中に出火したため定遠駅に緊急停車したが、間もなく火の勢いが増したと話している。2号車はほぼ全焼し、車体に直径約4メートルの大きな穴が空いた。ネット上では列車の耐火性能の不足や消火設備の不備を懸念する声が多数挙がっている。

 乗客は乗務員の誘導でいったん軌道内に降り、はしごでプラットフォームに上って駅舎内に逃れた。2号車からは炎が激しく吹き出し、周辺には黒い煙が立ち込めた。

 火災の影響で、北京南駅から上海、寧波(浙江)の両駅に向かう高速鉄道列車15本に遅れが出た。
 
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