江蘇省南京市で投資詐欺の被害者約2000人が22日、救済を求めて省政府前でデモ行進を行い、公安局は23日、公共の場所の秩序を乱した罪で11人を拘束したと発表した。香港のニュースサイト、東網が伝えた。
デモ参加者は、同市の会社が運営する電子モール「銭宝網」の出資者。銭宝網は、取引額500億元(約8600億円)、登録会員2億人の巨大電子モールと偽り出資者を募っていた。しかし、江蘇省・南京の警察が2017年末、違法に資金を集めた疑いで創業者の男を拘束した。
出資者は、電子モールの運営会社に資金の返還を求めたが果たせず、省政府に救済を求めている。当局によると、出資者がメッセンジャーアプリ「微信」などで連絡を取り合い、省政府前や商業地区で違法集会を開いた。