北京出入境検験検疫局は22日、昨年12月1日以降、入国検査の際に見つかったインフルエンザ感染者数が前年同期比136.73%増の116人となったと発表した。同局は、北京首都国際空港などで検疫を強化している。中国日報網が伝えた。
感染者の出発国・地域は、日本、香港、台湾、米国、カナダ、英国など。検出されたウイルスはA(H1N1型)、A(H3N2亜型)、B型。うちB型が全体の50.86%、H1N1型が25.86%、H1N1型が23.28%だった。北京疾病対策予防センターが把握している北京市内の流行状況と同じだという。
世界保健機関(WHO)は1月8日、北半球の温帯でインフルエンザ感染者が拡大していると発表した。カナダ、米国で昨年を上回る感染者が出ているほか、中国、日本、韓国でも感染者が増えている。