外国航空会社多数が台湾、香港を「国」扱い、カンタスは謝罪

 外国航空会社多数がウェブサイトなどで台湾、香港、マカオを「国」と同列に扱っていたことが分かり、中国民用航空局はこのほど、各社に自主的な調査を命じた。うちオーストラリアのカンタス航空は、ウェブサイトで台湾、香港を中国領の一部とする表記に改めた上、謝罪した。海外の中国語ニュースサイト、多維新聞が伝えた。

 ユナイテッド航空、KLMオランダ航空、エールフランスなど各国の航空会社23社が、ウェブサイトの会員情報登録やクレームなどのページで、台湾、香港、マカオについて「国」「国籍」などと表示。カンタス航空はウェブサイトで台湾を「中華民国」と記していた。

 中国民用航空局は自体を重視し、中国路線を運航する外国航空会社に対し、公式ウェブサイトやスマートフォン用のアプリなどを自主的に検査し、問題があれば直ちに修正するよう求めた。

 台湾などの表記について、米ホテルチェーン、マリオット・インターナショナルが先に中国語公式サイトで、香港、台湾、チベットを中国と同列の「国」として表示していることが今月初め発覚し、上海市当局から調査と改善命令を受けた。

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