中国公船が尖閣領海内を航行、18年に入り集中的に実施

 中国国家海洋局は15日、中国海警船3隻が釣魚島(沖縄県・尖閣諸島の中国名)領海内をパトロールしたと発表した。中国メディアは2018年に入り、中国は釣魚島周辺のパトロールを集中的に行っていると報じた。香港のメディア、東網が伝えた。

 中国公船3隻は15日午前10時、尖閣諸島の領海を約1.5時間航行し正午ごろ離れた。同日午後3時現在も、南小島の東南東約30キロの領海外側の接続水域で航行を続けたため、海上保安庁の巡視船が警戒を続けた。

 また、小野寺五典防衛相は、11日に尖閣諸島大正島北東の日本の接続水域内に入った潜水艦が、巡航ミサイルも搭載可能な中国軍の093型原子力潜水艦だったと述べた。これに対し中国外交部の陸慷報道局長は「中国の潜水艦が釣魚島周辺海域に入ったかどうか、状況を把握していない」と語った。
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