北京の17年のPM2.5濃度、前年比20%減

 北京市環境保護局は3日、大気汚染対策の状況について記者会見し、2017年のPM2.5(微小粒子状物質)の年間平均濃度は58μg/m3(マイクログラム/立方メートル)で、前年比20.5%下降したことを明らかにした。17年に空気の質が「優良」の日数は226日で、16年より28日多かった。中国新聞網が4日伝えた。

 17年は「深刻な汚染」の日数は23日で、前年比16日減、13年の58日に比べても大幅減となった。主要汚染物質3種類のうち、二酸化硫黄の下げ幅が最大となり、17年の年間平均濃度は8μg/m3と一桁になった。

 残る3種類のPM2.5、PM10、二酸化窒素はいずれ平均濃度が下がったが、国家基準を超えていた。PM2.5は国際基準の35μg/m3を66%も超えており、改善にはなお時間が必要とみられる。
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