日本政府が海上自衛隊の護衛艦「いずも」を空母に改修し、米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの運用を検討していることに対し、中国外交部の華春瑩・副報道局長は26日、「軍事・安全保障分野では慎重に行動すよう促したい」と述べ、日本をけん制した。台湾・中央社などが伝えた。
いずもは15年に就役した全長248メートルの海自最大の護衛艦。空母のような広い甲板を備え、ヘリコプター9機を同時に運用できる。日本政府は2019年度から始まる新たな中期防衛力整備計画で、いずもを戦闘機が発着できる空母に改修する検討を始めた。
華・副報道局長「日本政府の措置は、日本国憲法第9条に違反するとの見方もある。第9条は日本の戦後の平和発展の法的保証であり象徴だ。日本が『専守防衛』と平和発展の道を堅持するよう促したい」と語った。
中国では「いずも」の空母改修を警戒する声が上がっている。中国紙・環球時報の胡錫進編集長は個人のミニブログで「中国は空母4~5隻体制を迅速に構築するべきだ」と語った。