韓国警察が中国漁船に射撃200発、中国が自制呼び掛け

2017年12月21日韓国漁船 韓国西海地方海洋警察庁は20日、全羅南道沖の海域で19日午前、違法操業の中国漁船約40隻に機関銃などで約200発の威嚇射撃を行い、撃退したことを明らかにした。中国外交部は「過激な手段を用いないよう」呼び掛けた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が20日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 同庁によると、中国漁船は韓国側の警告を無視して排他的経済水域(EEZ)に侵入。韓国側が警告射撃を行っても漁を続けた。同庁は1000トン~3000トンの大型巡視船4隻を出動させ威嚇射撃を行った。中国漁船の損害の状況は分かっていない。

 中国外交部の華春瑩報道官は20日、「事件に対する重大な関心」を表明するとともに、漁業の秩序維持に取り組んでいることを強調。韓国側に対し「法執行の際は人員に危害を及ぼす過激な手段をとらないよう希望する」と述べた。

 韓国西海地方海洋警察庁は、年末の盛漁期を迎え違法操業を行う中国漁船が増えるとみて、21日から3日間、集中取締活動を行う。
 
 
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