河北省邯鄲市永年区のサウナ「金海岸洗浴中心」で10日午後1時51分ごろ火災があり客ら6人が死亡した。いずれも煙を吸って中毒したためとみられる。当局が経営者を拘束し、出火原因を調べている。重慶晨報上游新聞が11日伝えた。
当局によると、地下の浴室から出火し、数分で店内に煙が充満した。死者全員にやけどがみられなかった。
専門家は、発泡スチロールやプラスチックは燃焼時、一酸化炭素、二酸化硫黄、シアン化合物など有毒物を出し、吸うと意識を失って倒れることがあると指摘。出火の際は、姿勢を低くし湿ったタオルなどで口や鼻を覆うよう呼び掛けた。
中国では大規模な火災が相次いでおり、北京市南東部の大興区西紅門鎮で11月18日にアパートが焼け、27人が死傷する事故があったばかり。