習近平主席、13日の南京事件追悼式に3年ぶり出席か

 江蘇省南京市で13日行われる、1937年12月の南京事件犠牲者の国家追悼式典に、習近平国家主席が3年ぶりに出席するとみられることが分かった。会場の「南京大虐殺遭難同胞紀念館」は「重要活動の準備と設備保守」を理由に11月20日から閉館している。海外の中国語ニュースメディア、多維新聞が10日伝えた。

 中国政府は2014年、13日を南京事件の国家追悼日と定め、国家追悼式典に国家主催に格上げした。14年は習国家主席が出席したが、その後、国家の最高指導メンバーは出席していない。南京の消息筋によると、今年は80周年の節目のため習主席が出席を決めた。

 紀念館周辺では武装警察官や一般警察官が多数配置され、厳重な警戒態勢が敷かれている。

 多維新聞によると、在北京の日本大使館も、習主席が国家追悼式典に出席するとの見通しを示した。ただ、中国側からは招待状などは届いていないという。

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