吉林省政府系紙が核戦争防護マニュアル掲載

 朝鮮半島情勢が緊張の度合いを高める中、吉林省政府系紙の吉林日報が6日、核戦争が起きた場合の放射能汚染への対処マニュアルを紙面1ページを使って大きく掲載した。吉林省は北朝鮮に隣接しており、報道は内外の注目を集めている。香港のニュースサイト、東網などが6日伝えた。

 マニュアルは「核兵器の常識と防護」、「戦時の空襲と平時の災害時の共通点」の2部で構成。核爆発への防護、放射性物質の除去、避難用品の準備の方法を解説している。

 同紙は、米国が韓国と共同で北朝鮮に圧力を掛けていることで、軍事衝突のリスクが高まったと指摘。戦争が起きれば韓国、日本、米国がアジア太平洋に設置した基地が最初に北朝鮮の攻撃を受けるとした。中国も被害を受ける恐れがあり、最悪の状況を想定して準備するべきだとしている。
タイトルとURLをコピーしました