河北省の環境、気象当局は26日、同省石家庄、保定、廊坊など9都市で28日まで大気質指数(AQI)が200を超える深刻な大気汚染になるとの見通しを明らかにした。北京・天津・河北(京津冀)地区では15日から、一部業種の操業規制など大気汚染対策が行われている。中国新聞網が26日伝えた。
河北省の9市では26日午前10時ごろから、大気汚染が深刻化し始め、一部の市が緊急対策を発動した。
同省環境保護庁は、20日から12月4日の予定で秋・冬季の大気汚染総合対策を始め、省内11市などを対象に各地政府や企業への査察を活動を進めている。
北京、天津を含む京津冀地区全体でも15日から、鉄鋼、建築材料など大気汚染源の業界を対象に、操業時間をずらすピークシフトを命じた。天津港など一部港湾はトラック搬送の石炭の受け入れを停止した。