北京で重度大気汚染、企業693社が操業停止や縮小

 北京市で6日、各地で重度の大気汚染を観測した。市政府が大気汚染では4段階で上から2番目のオレンジ警報を発令し、市内の企業693社が操業を停止や縮小した。自動車の通行規制も行われ、排ガス基準が一定レベル以下の車は通行禁止となった。7日付北京晨報などが伝えた。

 北京市環境監測センターによると、北京市では6日、低気圧の影響で大気汚染物質が拡散しにくくなり濃度が上昇。大部分の地域でPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が200μg/m3(マイクログラム/立方メートル)を超えた。きょう7日昼には改善する見通しだ。

 北京市各区の当局は6日午後2時までに、企業1400社に対して立ち入り調査を行い操業規制の順守の状況を検査した。各区当局によると449社が操業を停止、244社が縮小した。

 また、自動車の通行は通常のラッシュ時の規制に加えて、国の排ガス基準で最低レベルの「国1」と「国2」しか満たさないガソリン車の通行をすべて禁じた。

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