第11管区海上保安部は1日、沖縄県・尖閣諸島の接続水域に同日午前8時ごろ中国海警の公船4隻が進入したと発表した。海保の巡視船が領海に近づかないよう警告した。中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)後、中国公船が同諸島周辺を航行したのは初めて。日本のメディアを引用し台湾中央社が同日伝えた。
中国公船が尖閣諸島の接続水域を航行したのは、今年に入り154日目。ただ、航行間隔が20日以上空いたのは今回が初めて。党大会前後に国際紛争が起きるのを避ける意図があったとみられる。
海保によると、中国公船が尖閣諸島沖を航行する際の1回当たりの隻数は、16年7月までの1年間は2.85隻だったが、16年9月移行は3.78隻に増えた。