広東省深セン市の深セン松崗第一小学校で9月初め、児童65人がめまい、せき、鼻血など体の不調を訴えていたことが19日分かった。同小学校は全校舎の建て替えが終わったばかり。不調の原因は分かっていないが、学校は新設備から出たホルムアルデヒドなど化学品が原因とみて対策を行った。20日付星島日報などが伝えた。
保護者によると、9月4日~15日に体の不調を訴えた各学年の児童は100人以上に上った。
学校は15日、3~6年の各クラスの椅子と机を古い物と交換。16日は保護者立ち合いのもと、第三者検査機関が教室の空気を検査した。また、専門業者を呼び、ホルムアルデヒドの除去作業をさせた。さらに樹脂舗装の運動場の使用を中止した。
20日付新京報によると、深セン市宝安区教育局は19日までに、区内全校の責任者を集めて会合を開き、各教室は24時間換気すること、ホルムアルデヒドを除去する植物を教室内に置くこと、保護者と話し合い解決策を話し合うことなどを指示した。