広東でデング熱患者119人 チクングニア熱も拡大中

 725年8月1日デング熱広東省疾病対策センタ-は7月31日、7月21日から27日の1週間で省内のデング熱感染は119人になったと発表した。うち広州が35人、仏山が16人、中山が15人。国外からの持ち込み感染も17人確認された。世界では東南アジアや南米などで通年流行し、中国でも広東省が代表的な流行地。とりわけ5月~11月は感染が増える時期とされる。香港メディアの星島日報などが伝えた。

 広東省ではチクングニア熱の感染も拡大中で、累計患者は5000人超。省疾病対策センターは、重症化すると心筋炎や脳炎を併発する可能性があるが、致死率は0.1%未満と非常に低いと説明している。

 デング熱とチクングニア熱はいずれもヒトスジシマカやネッタイシマカといった同じ種類の蚊を媒介とするウイルス感染症。蚊の駆除など予防策は共通している。

 チクングニア熱の感染者拡大を受け、米国疾病対策センター(CDC)は、中国への旅行警告を発出することを検討。CDCによれば、チクングニア熱は致死率が低い一方で長期的な後遺症を残す可能性がある。旅行健康警告を発する場合は注意喚起と予防策を提供することが目的であるとした。

 チクングニア熱流行の中心は広東省仏山市。市当局は7月29日夜に公共衛生事件の「3級対応」を発動した。市は53病院を指定し、3696床の防蚊隔離病床を確保した。7月31日から7日間の予定で、成虫蚊の駆除を市全域で集中的に実施している。

◇出典

https://www.stheadline.com/realtime-china/3486568/%E7%99%BB%E9%9D%A9%E7%86%B1%E5%BB%A3%E6%9D%B1%E7%97%85%E6%AF%92%E9%AB%98%E7%99%BC%E6%9C%9F%E5%91%A8%E5%A2%9E119%E5%AE%97-%E6%B7%B1%E5%9C%B3%E7%8F%BE4%E5%AE%97

https://www.stheadline.com/realtime-china/3486220/%E5%9F%BA%E5%AD%94%E8%82%AF%E9%9B%85%E7%86%B1%E4%BD%9B%E5%B1%B1%E7%97%85%E4%BE%8B%E6%8C%81%E7%BA%8C%E4%B8%8A%E5%8D%87%E5%95%9F%E5%8B%95%E7%B4%9A%E9%9F%BF%E6%87%89-%E9%96%8B%E5%B1%95%E5%85%A8%E5%B8%82%E4%B8%83%E5%A4%A9%E6%BB%85%E8%9A%8A%E5%A4%A7%E8%A1%8C%E5%8B%95

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