
米ブルームバーグ通信によると、米疾病対策センター(CDC)の報道官は「現地の感染者数が増えているため、中国本土に対する旅行警告を出すことを検討している」と述べた。報道官は「広東省で報告されたチクングニア熱の流行に注目しており、感染の規模と範囲を評価している」と話した。
広東省疾病管理局は7月27日、7月20日から26日までに新たに2940人の感染者が報告され、累計で4824人の現地感染者が確認されたと発表した。広州、陽江、湛江などでも輸入症例が相次いでいる。
広東省仏山市政府は7月30日、感染拡大を受けて突発的な公共衛生事件に関する緊急対応計画に基づき、7月29日付で「3級対応」を発動したと発表した。
チクングニア熱は、ヒトスジシマカやネッタイシマカなどの蚊が媒介する感染症。特効薬はなく、急速で大規模な流行を引き起こしやすい。世界保健機関(WHO)は今月初め、2004年から2005年にインド洋地域で発生した大流行の再来を防ぐために、緊急呼びかけを行った。
今回の新たな流行は2025年初めに始まり、かつて感染被害を受けたレユニオン島、マヨット島、モーリシャス島などインド洋の島々を中心に広がり、その後欧州や他の大陸にも波及した。
7月29日に北京で開かれた全国対策会議には、中国国家衛生健康委員会や国家疾病管理予防局の関係者が出席した。会議では、感染リスクの評価強化、多様な監視と早期警戒の実施、感染の域外拡大や国外からの流入防止、早期発見能力の向上、標準化された患者治療の実施、個人防護の啓発と市民の安心感の確保などが強調された。
◇出典
https://udn.com/news/story/7331/8908092?from=udn_ch2_menu_v2_main_cate
https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E5%9C%8B%E9%9A%9B/60262038/%E5%BB%A3%E6%9D%B1%E5%9F%BA%E5%AD%94%E8%82%AF%E9%9B%85%E7%86%B1%E7%97%85%E4%BE%8B%E5%A2%9E-%E7%BE%8E%E5%9C%8Bcdc%E6%93%9A%E5%A0%B1%E8%80%83%E6%85%AE%E5%B0%8D%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E7%99%BC%E5%B8%83%E6%97%85%E8%A1%8C%E8%AD%A6%E7%A4%BA