
中国では経営環境悪化のなかで経営者の死去が相次いでおり、大手内装会社「レイ(青の右に見)家居」の創業者・曾育周董事長が17日未明、広東省広州市天河区で転落死した。6月にはエレベーターメーカー、西子電梯集団の劉文超董事長(54)、4月には女性用アパレル向けの布地メーカー、紹興金点子紡織科技の畢光鈞董事長(56)も高所から飛び降りて死亡している。ネット上では「経営環境が厳しく、経営者が次々に耐えられなくなっている」との声が広がっている。
汪氏は居然智家を、単独店から全国300都市以上に家具量販店・ショッピングセンター400カ所超を展開する大規模小売チェーンに育て上げた。汪会長は一時368億元の資産で湖北省トップの資産家となった。
汪董事長は商品やサービスに客が不満なら、原因究明を待たずに賠償する「先行賠償」や、住宅設計とリフォーム、家具販売、アフターサービスまでの一貫体制を導入。家具業界のサービスレベルの向上に貢献した。
2024年に年商は1100億元(約2兆3000億円)で業界トップクラスに躍進。24年12月に「居然之家」から「居然智家」に社名変更した。しかし、不動産市場の低迷と過剰な事業拡大で業績が悪化しており、現在の短期有利子負債は47億2600万元に上る。
汪董事長は今年4月、汚職取締機関の武漢市江漢区監察委員会から拘束と調査開始を通知された。23日には拘束が解かれ、行動制限付きで釈放されたばかりだった。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1838905784862547579&wfr=spider&for=pc
https://www.worldjournal.com/wj/story/121344/8900716?from=wj_catelistnews
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