米中が再び貿易交渉 関税休戦を3カ月再延長か

725年7月28日米中 香港メディアの星島日報によると、中国の何立峰副首相は7月27日から30日までスウェーデンを訪問し、米国との経済・貿易交渉に臨む。米側はベセント財務長官が率いる代表団が赴き、交渉は28日と29日にストックホルムで開催される。両国が先にジュネーブで合意した関税休戦措置の延長などが議題となる。現行の関税休戦は8月12日に期限を迎える。

 台湾の中央通信社によれば、香港のサウスチャイナ・モーニングポストは、複数の関係者が関税休戦をさらに3カ月延長するとの見通しを示した。一方で米国が懸念する中国の過剰生産問題や合成麻薬のフェンタニル問題など対立点については大きな進展は見込めない。

 両国は5月、協議継続中は高額関税の追加を停止することで合意しており、延長期間中は新たな関税引き上げや対抗措置を取らない方針が確認される可能性が高い。

 米国のトランプ政権は、北京がフェンタニル流入を阻止できていないとして3月に中国製品への20%追加関税を発動しており、中国側は今回の交渉でフェンタニル関連関税の見直しを強く求めるとみられる。一方で米商務省は、8月1日から予定される報復関税の発動延期はしないと明言しており、関税政策が緩和に向かうかは不透明だ。

 また、米中貿易全国委員会の会長で、フェデックスCEOのRaj Subramaniamが率いる米国企業代表団が近く中国を訪問する計画で、フェデックスやボーイングの幹部も参加する予定。これは民間交流を通じて関係改善の糸口を探る動きの一環とみられる。

◇出典

https://udn.com/news/story/7333/8900683?from=udn-catebreaknews_ch2

https://www.stheadline.com/china-politics/3477319/%E4%BD%95%E7%AB%8B%E5%B3%B0%E8%B5%B4%E7%91%9E%E5%85%B8-%E4%BB%8A%E8%88%87%E7%BE%8E%E7%B6%93%E8%B2%BF%E6%9C%83%E8%AB%87

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