米金融大手の米国人幹部に出国禁止 中国出張を停止

725年7月18日銀行 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、米金融大手ウェルズ・ファーゴの中国系米国人幹部、毛晨月氏が最近中国に入国後、出国を拒否されたことが明らかになった。

 毛氏が出国を拒否されたことを受け、ウェルズ・ファーゴは全社員を対象に中国出張を一時停止した。同行はロイター通信への声明で「社員ができるだけ早く米国に戻れるよう努力している」と説明した。一方、米政府当局者はプライバシー保護を理由にコメントを控えた。

 毛氏はアトランタに本拠を置く国際業務部門のマネージング・ディレクターで、米国籍を持つ。国際ファクタリング連盟(FCI)の会長も務め、同団体によれば上海生まれで現在はアトランタに居住している。2012年から同社に勤務し、国際ファクタリングや流動資金戦略を担当、主に多国籍企業向けにクロスボーダー資金の運用コンサルティングを行ってきた。

 北京当局は近年、刑事事件とは無関係な商業紛争や民事訴訟などを理由に、外国人に対しても出国制限を課す例が増えており、外資系企業の間で不安が広がっている。今回の措置がどのような具体的理由によるものかは明らかにされていないが、米中関係の緊張が続く中、ビジネス現場にもその影響が及んでいるとの見方が強まっている。

 ウェルズ・ファーゴの中国での業務は限定的だが、今回の措置が他の外資系企業に波及する可能性もあるため、今後の対応には業界全体として注目が集まっている。

◇出典

https://udn.com/news/story/7333/8880555?from=udn-catebreaknews_ch2

https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E5%9C%8B%E9%9A%9B/60258003/wsj-%E7%BE%8E%E7%B1%8D%E8%8F%AF%E8%A3%94%E9%AB%98%E7%AE%A1%E5%9C%A8%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E8%A2%AB%E6%8B%92%E9%9B%A2%E5%A2%83-%E7%BE%8E%E5%9C%8B%E5%AF%8C%E5%9C%8B%E9%8A%80%E8%A1%8C%E5%B0%87%E6%9A%AB%E5%81%9C%E5%93%A1%E5%B7%A5%E8%B5%B4%E8%8F%AF

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