
王毅外相は、中印関係は第三国を標的にせず、干渉も受けるべきではないと強調。相互信頼により平和共存を実現し「ウィンウィン」を追求する道を模索しようと呼びかけた。ジャイシャンカル外相は、インドが戦略的自立と外交の独立を堅持する方針を示し、両国は二国間関係の前向きな要素を積み上げ、意見の相違が争いに発展するのを避け、競争が衝突へ至るのを防ぐ必要性を訴えた。
両国は世界最多の人口を抱え、南アジアで戦略的影響力を争う競争相手であり、全長3500キロの国境線が長年の緊張の火種となってきた。インドはインド洋地域を自国の勢力圏とみなし、中国の影響力拡大を以前から警戒しており、こうした対立構造が2020年の軍の衝突を招いた。
さらに、1959年の蜂起鎮圧後、チベット仏教の精神的指導者、ダライ・ラマ14世が亡命し、インドが受け入れ続けていることも緊張の要因となっている。王毅外相は会談で、互いに疑念を抱くのではなく信頼し、競争するのではなく協力し、消耗し合うのではなく互いの成功を促す姿勢が必要と強調した。
◇出典
https://www.rfi.fr/cn/%E4%B8%AD%E5%9B%BD/20250714-%E7%8E%8B%E6%AF%85-%E4%B8%AD%E5%8D%B0%E5%85%B3%E7%B3%BB%E4%B8%8D%E9%92%88%E5%AF%B9%E7%AC%AC%E4%B8%89%E6%96%B9-%E8%8B%8F%E6%9D%B0%E7%94%9F-%E5%8D%B0%E5%BA%A6%E5%9D%9A%E6%8C%81%E6%88%98%E7%95%A5%E8%87%AA%E4%B8%BB%EF%BC%8C%E5%A4%96%E4%BA%A4%E6%94%BF%E7%AD%96%E7%8B%AC%E7%AB%8B