コロナ禍時代の武漢市長失脚 規律違反で取り調べ

25年7月11日失脚 香港メディアの明報によると、中国共産党中央規律検査委員会(中紀委)は8日、湖北省政治協商会議(省政協)の周先旺元副主席が「深刻な規律違反と法律違反」の疑いで、現在、中央紀委国家監察委員会による規律審査と監察調査を受けていると発表した。 

 周先旺氏は湖北省武漢市で2019年末に新型コロナウイルス感染症が発生した際、武漢市長を務めていた。これで、当時の「湖北F4」(湖北の四人組幹部)のうち、湖北省トップの党委員会書記だった蒋超良と周先旺の両氏が相次いで失脚したことになる。

 香港メディアの香港01によれば、周先旺氏は2020年、新型コロナの感染拡大当時、湖北省委書記の蒋超良、省長の王曉東、武漢市委書記の馬国強の3氏と共に「湖北F4」と呼ばれた、コロナへの対応が世論から「失策」と非難された。

 2020年初め、武漢市内で感染が拡大しながらも当局は「人から人への感染証拠なし」と説明を続け、1月20日に専門家の鍾南山氏がヒト間の感染を公表してようやく大規模な対策を始めた。対応の遅れは大きな問題となり、同年2月に蒋超良と馬国強の両氏が同時に更迭。周先旺氏も2021年に市長を退き湖北省政治協商会議副主席に転任し、王曉東氏も同年に省長を辞任した。

 周先旺はすでに引退から2年半が経過しているが、当局は今回の「深刻な規律違反と法律違反」の具体的な内容をまだ明らかにしていない。公開されている経歴によれば、周氏は1962年11月生まれ、湖北省建始県の出身。長年、湖北省内で政治キャリアを重ね、宣恩県長、恩施州長、湖北省商務庁長、黄石市委書記などを歴任した。2017年に湖北省副省長に昇進し、2018年5月に武漢市代理市長となり、後に正式に市長に選出された。
 

◇出典

https://www.hk01.com/%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E8%A7%80%E5%AF%9F/60254814/%E5%89%8D%E6%AD%A6%E6%BC%A2%E5%B8%82%E9%95%B7%E8%A2%AB%E6%9F%A5-%E6%96%B0%E5%86%A0%E7%96%AB%E6%83%85%E4%B8%AD%E7%9A%84%E6%B9%96%E5%8C%97f4%E7%B5%A6%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E6%B2%BB%E7%90%86%E7%9A%84%E8%AD%A6%E7%A4%BA

https://news.mingpao.com/pns/%E4%B8%AD%E5%9C%8B/article/20250709/s00013/1751997590189/%E6%AD%A6%E6%BC%A2%E3%80%8C%E5%B0%81%E5%9F%8E%E3%80%8D%E5%B8%82%E9%95%B7%E5%91%A8%E5%85%88%E6%97%BA%E8%A2%AB%E6%9F%A5-%E3%80%8C%E6%B9%96%E5%8C%97f4%E3%80%8D%E8%90%BD%E9%A6%AC%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E4%BA%BA-%E6%9B%BE%E8%A8%80%E7%82%BA%E6%8E%A7%E7%96%AB%E3%80%8C%E9%A1%98%E9%9D%A9%E8%81%B7%E8%AC%9D%E5%A4%A9%E4%B8%8B%E3%80%8D
タイトルとURLをコピーしました