
管理室や学生寮に冷房がなく、「労災ではないか」、「イベントに金を使うのに冷房を設置しない」と批判が噴出した。大学は全学生寮でエアコンの設置工事を夏休み中に進めると表明し、入札を終え一部では施工を開始した。
山東省の気象当局は「青島市内陸部で1日以降10日間は35度を超える高温が続き、局地的には40度を超える」と予測。5日には煙台市で最高42.7度を観測し、省内各地で36〜39度の高温が続いている。
同省煙台市の大学「南山学院」の東海校区でも、冷房のない学生寮が約35度に達し、備え付けの小型扇風機も熱風しか出ない状況で、多数の学生が熱中症を発症。夜間に救急車が5~6台が学内に入り、一部の学生が担架で搬送された。
南山学院の学生は「シャワー後20分で汗だく」「夜2時まで寝られず6時に暑さで起きた」と証言し、涼を取るため売店に避難し、閉店の午後9時まで居座る姿も。外泊する学生が増えた結果、周辺ホテルや民宿の料金が値上がりした。
◇出典
https://www.guancha.cn/ChengShi/2025_07_07_782016.shtml?utm_source=chatgpt.com
https://www.stheadline.com/realtime-china/3471451/%E5%B1%B1%E6%9D%B1%E5%A4%9A%E5%90%8D%E5%A4%A7%E5%AD%B8%E7%94%9F%E7%86%B1%E6%9A%88-%E4%BA%94%E5%85%AD%E8%BC%9B%E6%95%91%E8%AD%B7%E8%BB%8A%E5%85%A5%E6%A0%A1%E5%9C%92%E6%80%A5%E6%95%91
https://www.cna.com.tw/news/acn/202507070099.aspx
南山学院は7日、専用予算を確保し電源の改修と空調設置を開始したと発表。館内の空調設備を開放し、スイカ配布など防暑対策を講じるとした。
山東省内の各大学では学生寮の空調の新設が進みつつあるが、依然多くが家賃が年額1000〜1600元(約2万~3万2000円)程度の「無冷房寮」のまま。全国的にも極端気象が多発しており、暑さを含めて異常気象への備えが課題となっている。