列車が3時間立ち往生 暑さで乗客に体調不良 浙江

25年7月7日1 中国メディアの極目新聞などによると、浙江省金華市の金温地方鉄道の東孝駅で2日午後8時28分ごろ、湖南省長沙発浙江省温州行きのK1373号急行列車が、誤って進入してきた貨物列車の影響で、先頭の機関車が脱線した。乗客にけがはなかったが、急行列車が約3時間立ち往生した。空調と照明が停止して車内は最高38度の暑さとなり、高齢者や子どもを含む乗客が体調不良を訴えた。

 乗客は、繰り返しドアを開けて換気するよう求めたが、乗務員は「上の指示」を理由に拒否。男性客が、脱出用に備え付けのハンマーで窓を割り、換気する騒ぎとなった。男性客はその後、鉄道会社から厳重注意を受けた。

 鉄道会社は、車外は夜間で照明がなく、地面まで1.5メートル以上あるため、転落リスクから非常ドアを開ける対応は取れなかった。代わりに80カ所以上の換気窓を全開にし、水を配布して対応したが、換気が不十分で乗客の不満は高まった。

 鉄道当局は「車内は不快だったが非常開放を要する緊急度ではなかった」と釈明した。中国の公式メディアからは「マニュアルの硬直性」、「安全と快適性のバランスを欠く対応」との批判が相次いだ。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1836781443661070115&wfr=spider&for=pc

https://www.cna.com.tw/news/acn/202507050142.aspx

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250704/bkn-20250704200001062-0704_00822_001.html

タイトルとURLをコピーしました